PREV 健康な土壌が、持続可能な地球をつくる scroll down 株式会社リーフは、土壌微生物の力を活かして土壌の健康を取り戻し、生態系を守り、未来の食を支える会社です。土壌改善のドクターを中心としたチームにより、土壌の診察・診断・処方・創薬まで行い、土壌の生命力の回復を図ります。

株式会社リーフについて

私たちは、科学的研究と実践的な農業ソリューションの両面から事業を展開する土作りのスペシャリストです。栽培が最も難しい花とされる牡丹や芍薬を25年以上農薬不使用で健康に育んできた他、サラブレッドの馬ふんから堆肥を製造し多くの農産品の収量増加、品質向上に貢献してきました。現在、さらなるソリューション開発に取り組んでおり、今後より一層サステナブルな農業に貢献します。

> 会社概要

土壌の科学

リーフの土作りの特徴

微生物(単体)と微生物叢(コミュニティ)との違い

リーフでは、微生物単体だけではなく、微生物叢(コミュニティ)に着目し30年間研究を続け、その結果として、農業現場で収量増加や病気の発現抑制に多くの成果をあげてきました。

たしかに微生物には素晴らしい力があり、特定の菌に対抗する力を発揮することもありますが、単体だといずれ耐性されてしまうことが学術的には証明されており、農業現場でも最初は効果のあった微生物資材が3年後には効かなくなった、という事例も多く聞かれます。一方で微生物叢(コミュニティ)になると、菌も耐性することができず、進化で対応するまでに50〜100年かかると言われています。栄養バランス同様、土作りや微生物の世界においてもバランスが重要なのです。

圧倒的に数的優位な微生物量

大学等の研究機関との調査を経て、リーフの微生物量は現在のところ他に類を見ないほど数が多い状態でバランスが取れていることがわかっています。下記はその一例を示しており、一連の発酵が終わり完成した常温の資材においてもこれだけの微生物量を備えていることも専門家の注目点となっています。最近ではAI解析を用いてどのような種類の拮抗菌がどれだけ存在しているかなども調査・研究しています。

生物性分析
区分 No. 検体名 糸状菌 色耐菌 放線菌 細菌 嫌気性菌 小計 検査実施(年.月)
他社製品 1 美浦の馬ふん堆肥 360,000 1,000 4,200,000 2,810,000 7,371,000 2016.6
当社製品 2 スーパープレミアム 46,000,000 3,000 4,100,000,000,000 9,100,000,000,000 2,900,000,000 13,202,946,003,000 2019.12
当社製品 3 プレミアム 4,900,000 8,000,000 3,900,000,000,000 83,000,000,000 64,000,000 3,983,076,900,000 2023.3
当社製品 4 スタンダード 3,100,000 240,000,000 250,000,000 4,500,000,000 28,000,000 5,021,100,000 2020.7
<当社独自技術(BSC)活用有無によるサラブレッド馬ふん堆肥の微生物叢分析結果比較>
各検体1g中の含有微生物量 単位:cfu/g

物理性・化学性・生物性 3つをコンプリートする唯一の資材(当社調べ)

土作りにおいては、物理性・化学性・生物性の3要素が重要とされています。現代農業においては多くの企業が化学性に着目した取り組みを強化してきましたが、生物性まで含めてバランスが整えられた農業資材に出会うことは難しいのが現状です。

リーフの現場では、生物性を整えて微生物叢が良い仕事をできる環境を整えれば、自ずと化学性・物理性も整うことがわかっており、逆に生物性の環境が整わない中で化学性や物理性のみからアプローチしても、持続力のある土壌作りは叶わないと考えています。

化学性分析/土壌特性(当社製品・サラブレッドみほ)
N C P2O5 K2O CaO MgO SiO2 EC
mS/cm
CEC
mep/100g
2.24 23.7 4.21 2.63 3.36 1.59 68.1 4.30 74.4
C/N比=10.6

提供資材・サービス

製品
  1. 一般販売資材
    1. 馬ふん発酵堆肥「サラブレッドみほ」 有機栽培可

      一般的に考えられるいわゆる「完熟」に近い状態で、臭いも虫も出ないにもかかわらず、高い微生物量とバランスを誇る看板商品です。これを使うと有機農業・農薬不使用・減農薬が達成できると農家に評判です。

      また、一般的に堆肥の効果は数年後といわれる中、即効果が出るのも喜ばれている点です。

    2. オリジナル発酵液肥「ファーメント」 有機栽培可

      葉面散布で使用することにより発病抑止・収量増加・品質向上などが期待できます。

    3. オリジナルケイ酸カリ資材 特別栽培対象

      稲作の2大課題、カメムシと白未熟粒対策に効果的なことから、レジェンド米農家でも2025年から実験試用開始、2026年春発売予定の新商品です。

      稲作の他、ハウス栽培にもお勧めです。

  2. オーダーメイドの微生物資材

    作物の種類・状況や環境(気候、土壌、土着微生物、有機資源など)に適した微生物叢資材を提供します。

(a) 土壌改良コンサルティング

事例:自治体、A社

(b) 耕作放棄地の短期再生

GHG(温室効果ガス)を抑えながら耕作放棄地を再生できるのが特色です。3年放棄地であれば、概ね20日間前後で再生しています。

(c) 未利用資源の短期堆肥化

事例:B社、C社

データ

農業活用における実績

1 week
病害の早期解決

ベト病の発生に対してわずか1週間で効果が見られ、激しい天候被害の後でも作物の収穫を可能にしました。

prot
病害抵抗性と品質向上

サツマイモの基腐病に対しても抵抗性を示し、使用区と非使用区で症状の有無に違いが見られました。

顕著な収量増加事例

ズッキーニの収穫量
0 %

ズッキーニの収量が250%以上増加しました。

トマトの収穫量
0 %

トマトの収量が最大200%増加し、糖度も著しく改善されました。

スイカの収穫量
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スイカの収量は病気や欠株も克服し、従来の方法の200%以上を達成しました。

米の収穫量
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米の収量は従来の農業平均の137%~212%に急増し、米の品質と味の評価も向上しました。

土壌から地球を良くする

健康な土壌は、地球上すべての生命の基盤です。しかし現在、その土壌は前例のない脅威にさらされています。土壌の浸食、酸性化、汚染、有機物の減少、過度な踏圧、そして塩類化によって、土壌の生命力は急速に失われつつあります。
国連によると、土壌の劣化は世界の陸地のおよそ3分の1に影響を及ぼしており、現在の傾向が続けば、2050年までに地球上の土壌の90%以上が劣化する可能性があるとされています。このままでは、食料の安全保障、生物多様性、そして気候の安定性までもが脅かされることになります。
私たち株式会社リーフは、答えは足元にあると信じています。それは、目には見えない土壌微生物の世界です。私たちの使命は、これらの有益な微生物を育てることで土壌の健康を取り戻し、持続可能で回復力のある農業生態系を築いていくことです。

私たちの情熱と専門性

農学博士 関 浩一

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30年以上にわたる現場での農業経験を持つ関浩一博士と、私たちの専任チームは、微生物学を中心とした革新的な解決策を開発し、青枯病や線虫被害といった複雑な農業課題に取り組んできました。独自の酵素を用いた発酵技術により、土壌微生物のバランスをを迅速に調整し、より健康で生産性の高い農地を、数年ではなく数週間で作り出します。

バイオスペクトラム制御法™(BSC)

        微生物が切り開く未来

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私たちの革新的なバイオスペクトラム制御法™は、有益な土壌微生物を丁寧に育み、土壌本来の防御力を高め、植物の健康を飛躍的に向上させます。強固な微生物コミュニティを育むことで、バイオスペクトラム制御法™は作物の健やかな成長を促し、化学資材への依存を抑えるとともに、環境への悪影響を大幅に低減します。

私たちがお手伝いできること

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有機農業・持続可能な農業に取り組む皆さまへ
  • 活力ある微生物コミュニティを育むことで、土壌の肥沃度と植物の健康を向上させます。
  • 生物学的手法で、化学物質の使用を削減または排除します。
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土壌や病害の課題に直面している農家の皆さまへ
  • 土壌由来の病害に効果的に対抗するための総合的な診断と微生物主導の戦略を立てます。
  • お客様の特別なニーズに合わせた堆肥化および微生物技術を即時に導入します。

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地域コミュニティや各種団体の皆さまへ
  • 地域の有機廃棄物を活用し、有益な土壌微生物を育てながら、持続可能な農業エコシステムの構築に共に取り組みます。
  • 有機廃棄物を価値ある資源へと転換し、地域農業と環境衛生の両方に貢献します。

土壌の力

つくば牡丹園

1989年以来、当社の100%オーガニックガーデンでは、独自の堆肥と酵素農法のもと、牡丹(ボタン)と茎牡丹(シャクヤク)でお客様を楽しませてきました。

> つくば牡丹園

サラブレッド堆肥エコシステムプロジェクト

サラブレッドはドーピング検査に備えてほとんど薬を使用しないため、その馬糞は良質な有機物とされ、これをブランド化した堆肥に転換し、地域ブランドの農産物づくりに結びつける計画が提案されました。


2019年に堆肥が商品化され、ホームセンターでの販売開始、堆肥ハウスの増設、そして成果や成分分析も実施されました。


馬牧場にとっては馬糞処理の問題を解決し、農家にとっては土壌改善と特性ある農産物創出という課題を解決しています。

> 堆肥を購入する

会社概要

会社名
株式会社リーフ  LEAF(Life Earth Agriculture Future)

本社
茨城県つくば市若栗500

東京事務所
東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビル6F

代表者
代表取締役社長 成影 善生

役員・主要メンバー
取締役 関 浩一

取締役 中島 雪江

取締役 齋藤 玲奈

    渡辺 翔史(東京農工大学 大学院連合 農学研究課 博士課程在学中)

    川村 拓(茨城大学 農学部 卒業)

    白鳥 学(東京農業大学 農学部 卒業)

事業内容

  1. 農作業改善/土壌改善事業
    • 農業資材の製造・販売
    • コンサルティング・ライセンス供与(堆肥短期製造 特許6427823号、バイオスペクトラム制御法TM
    • 耕作放棄地の短期再生
  1. 土壌微生物に関する研究
    • 農林水産省 産学官連携協議会「『知』の集積と活用の場」において下記運営
      • 土壌改良による農産品の品質向上と収量増加に関する研究開発プラットフォーム
      • サラブレッド堆肥エコシステムプロジェクト研究コンソーシアム
      • 微生物活用によるイノベーション創生研究コンソーシアム
  1. つくば牡丹園の運営

お問い合わせ

農作物や土壌に関する課題、未利用有機物の有効活用、取材などはこちらまで

本社: 茨城県つくば市若栗500

東京事業所: 東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビル6F

029-876-3660

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    株式会社リーフの一員になって健康な土壌、より強靭なエコシステム、そしてより持続可能な未来を育む使命の一翼を担いませんか。私たちは、土地や環境、そして私たちが支援する動物たちに深い関心を寄せる、情熱的で実践的な方を募集しています。ご興味のある方からのご応募をお待ちしております。

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